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モットーは『何とかなる』。スカパラライブに行ける日は来るのか!?
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『金木犀の人』 episode4
それからも、二人でご飯を食べに行ったり、どちらかの家に遊びに行ったりしていた。
あの日を境目に、わたしの中でヤクの存在が「ただのバイト仲間」から少しずつ変化していった。


と言っても、それが恋愛感情なのかはわからなかった。
陳腐な言葉を使って言えば「友達以上恋人未満」くらい。
ヤクには当然彼女がいて、別に彼女と別れてわたしとどうこうって風でもなかったし、
わたしも、そこまでを望んでもいなかった。


そんなある日。


その前の晩、わたしはヤクの家に泊まった。
平日だったので、朝、ヤクは仕事に出る。
なので、わたしもそれに合わせて一緒に出た。
家から最寄駅(S駅)の駐輪場まで、自転車で5分くらい。
駐輪場に自転車を置き、駅の改札まで二人で歩いていると、
改札からこっちに向かって歩いてくる女の子がいた。


その瞬間だった。
ヤクがピタッと止まった。。。


その女の子が「・・・。おはよう♪」とヤクに声をかけた。
そしてそのまま、「じゃあまたあとでね」と言って、その子は行ってしまった。
ヤクは何か言おうとしていたけど、言葉にならず、最後に「・・・お、おぅ」と言っただけだ。
わたしは初め、状況が飲み込めなかった。
が、ヤクの青ざめた表情を見ると、次第にどうゆうことかわかってきた。


そう。
その女の子こそが、ヤクの彼女だったのだ。


前にも書いたとおり、当時ヤクが住んでいたアパートは彼女のアパートの近所なのだ。


前の晩、つまりわたしが泊まった夜、彼女は実家に帰っていたらしい。
実家はS駅から電車で30分くらいの街だったと思う。
彼女が実家からアパートに戻る時に、ちょうど鉢合わせしてしまったのだった!!


顔面蒼白のヤクと一緒に改札を通り、ホームへ向かった。
わたしの家の最寄り駅(G駅)とヤクの会社の最寄り駅(I駅)は反対方向だったので、
そこで、別れるわけなんだが、あまりにひどい顔をしたヤクが心配になってしまい、
結局わたしもI駅まで一緒に行ってしまった。


電車の中でも、ヤクは青い顔をしたままだったが、わたしには何とか笑顔を見せようと
必死に強がっていた。


I駅で別れる時、ヤクは「今夜は話し合いだな。。。たぶん連絡はできないと思うから明日また報告するよ」
そう言って、改札を出て行った。
わたしも引き返し、自分の家に帰った。


その日授業があったのか、バイトがあったのか憶えてないが、
一日中、その朝の出来事が頭の中から離れなかった。
「ヤクとの関係も、これでもう終わりだな。」
そう思うと、ちょっと淋しい気もしたが、どこか他人事のようにも思えた。


その夜、ヤクからはやっぱり何の連絡もなかった。
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Comment
≪この記事へのコメント≫
ヤクの気持ち分かる(-_-;)
頭真っ白だろーね(笑)焦るわ(^^;
2011/02/24(木) 17:18:45 | URL | yumi #-[ 編集]
なんか最近ストーカーみたいにこのブログのアップを待っています(笑)
2011/02/24(木) 23:18:08 | URL | KEVDIVA #-[ 編集]
>yumiちゃん&DIVAくん
君たちのレスポンスの良さには感激です。


更新頑張ります。
2011/02/25(金) 09:46:21 | URL | 管理人 #-[ 編集]
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