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モットーは『何とかなる』。スカパラライブに行ける日は来るのか!?
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『金木犀の人』 episode6
初めは「彼女がいてもいい」それ以上を望んでいなかったが
ヤクがフリーになってからは「彼女になりたい」と望むようになった。


だが、恐くてその一言は言い出せずにいた。
ヤクがわたしと会う理由は『淋しさを埋めるだけのため』だったから
それ以上を求めて、傷つくのが恐かったのだ。
苦しい日々だった。


それから、ヤクも段々変わっていった。
彼女のことを引きずる影はなくなり、わたしのことを好きだと言ってくれるようになった。
だけど、わたしは相変らず『彼女』ではなかった。


耐え切れず、ついにわたしはヤクに聞いた。
「わたしってなんなの?」と。
どこの3流ドラマのセリフかと思うような一言だ(笑
ヤクは、それには明確には答えずうやむやにした。


そんなやり取りが時々おこなわれた。
「わたしってなんなの?」
ヤクに訊くとき、同じセリフをわたしはわたし自身にも投げかけていた。


(もう終わりにしよう。)
なんとなく、そう覚悟して始めていた時だった。
わたしはヤクから手紙をもらった。
その手紙は「弱い男でゴメンな」と始まっていた。
「彼女と別れてから、職場や大学の友達から飲み会の誘いや紹介が来ている。」
「でも、正直その誘いにはあまり気が進まない」
「次の恋愛は慎重にしたい」
など、言い訳じみた事ばかりが書かれていた。


でも、その手紙の最後に
「一番大切な存在はKAZUだよ。彼女になってくれってはっきり言えない情けないヤツでゴメン。
でも、失敗したくないからKAZUとはゆっくりやって行きたいと思ってる。」
と、あった。
今でも憶えている。
7月13日のことだった。
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