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モットーは『何とかなる』。スカパラライブに行ける日は来るのか!?
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『金木犀の人』 episode43
タケ君の存在も手伝って、わたしはだんだんとヤクのことを吹っ切れるようになってきた。
多分2ヶ月くらい経った頃だと思う。


そんな時、突然の電話だった。


ヤクからだった。


ヤク 「久しぶり。元気?」
わたし「うん。元気だよ。ヤクは?」
ヤク 「・・・うん、まぁまぁ・・・」
なんとなく元気のない声だった。


わたし「・・・なんかあった?」
ヤク 「いや。。。別に」
わたし「じゃあ、なんでわたしに電話なんてかけてくるの?友達も無理って言ってたじゃん」
ヤク 「うん・・・。そうだよな」


だんだん、イライラしてきた。


わたし「なんなの?なんかあったんでしょ?彼女とは上手くいってるの?」
こうなったら、わたしには聞く権利がある。
そう思い、ちょっと強い口調になってしまった。


ヤク 「千代野さんとは、結局上手くいかなかったよ。。。」


どうやら、ヤクはわたしと別れた次の日に彼女に正式に付き合ってほしいといったそうだ。
その時、彼女もYESと応えたそうだが、例の外注の彼と別れられず、
ヤクには「やっぱり付き合えない」と断ってきたそうだ。
はじめヤクは、彼の暴力や仕事のことがあって、それで別れられないと思ったようだが
そうではなかった。


結局、彼女自身の気持ちが『ヤク<彼』だった、ただそれだけのことだった。


ヤクはピエロを演じた結果となり、わたしはそれに巻き込まれたということだ。


ヤク 「KAZU。。。オレ今更だけどオレが一番大事なのはKAZUだって、はっきりわかったよ。
KAZU、こんなこと虫が良すぎるのはわかってるけど、やり直してくれないか・・・?」


それを聞いて、わたしは無性に腹が立った。
当たり前だ。
あれだけ、わたしは泣いて傷ついて、別れたのだ。
ようやく立ち直りかけたのに、こんなの都合の良すぎる。
馬鹿にするのもいい加減にしろ。
そう思った。


そう思いながら、揺れる自分がいるのがわかった。
大好きだった人だ。結婚も考えた。
そんな人を、簡単に忘れられるわけなかった。


でも。。。


ここで、ヨリを戻すのは簡単だ。
でも、果たしてそれで本当に幸せになれるのだろうか。
今のままではきっと、わたしはまたヤクの行動を信じられずに不安で過ごすのではないか。
ヤクだって、きっと、寂しいだけでこんな事言ってるんじゃないか。
そう思った。


わたし「・・・。ねぇヤク。今、やり直しても、またお互い傷つける気がするよ。
例えばさ、1年とか2年経って、その間にお互い別々に付き合った人がいて、
そんな時、お互いフリーでまた出会って、やり直したいって思ったら
その時は、きっと上手くいくんじゃないかな・・・?」


ヤクは黙って聞いていた。


ヤク 「・・・そうだよな。ゴメンな。こんな事言って。」
わたし「ううん。。ヤク、がんばってね。元気でね」


そして、電話を切った。
切って、わたしは泣いていた。
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